くばの葉の目指すもの

2012年05月09日

障害の考え方にICFというのがあります(※障害の有無にかかわらずどんな人にもあてはめられます)コレ!
障害というのは心身機能・構造の障害だけでなく、活動の制約、社会生活への参加の制約が含まれる、というものですよつば

例えば、脳卒中で片麻痺になり(心身機能・構造の障害)、歩けなくなり(活動制約)、失業した(参加制約)という感じですうさぎ
機能訓練して片麻痺が改善し歩けるようになっても失業がどうにもならない人もいますし、片麻痺のまま車椅子や杖で移動でき復職できる方もいます車椅子周囲の環境や個人の性格、健康状態も考慮されます。

お医者さんの役割は大体機能障害へのアプローチですが、リハビリテーションの目標は機能障害を改善するだけでなく、活動の制約や社会参加の制約を取り除き、人間らしい生き方を取り戻すことですおすましこのICFの考え方に基づいて、患者さんや利用者さんの本当の目標に効率よくアプローチすることができます。

失語症の方だと失語症の症状(うまく話せない、書けない、聞いても理解できない、読めない)が心身機能・構造の障害にあてはまり、その為に周りの人々とコミュニケーション出来ないのが活動の制約、そして参加の制約は失業だけでなく地域、家庭でもうまくいかないとなりますぐすん

そしてバリアフリーというのはこの考え方で行くと、活動の制約に対して行われますクマノミ例えば段差の解消や手すりをつける等です車椅子
失語症の方のバリアフリーには周囲の理解が重要です了解理解を得ようとしてもコミュニケーション能力が障害されており、見た目では分かりにくく、まだまだ誤解されやすいという点で、失語症の方は他の障害と異なり、社会参加が困難なことが多いと思われますぐすん
くばの葉の重要ポイントはこの活動制約を取り除き、社会参加を促していくところにあります僕ボクサーまずは小さな集団で自己実現し、外出し、目指すは地域復帰!ですエイサーエイサーエイサー

くばの葉の目指すもの
上祝日は異年齢交流~!?



同じカテゴリー(リハビリ)の記事
ひやみかち!
ひやみかち!(2015-11-17 18:32)

セラピストとの相性
セラピストとの相性(2010-08-26 14:57)

リハビリの時間2
リハビリの時間2(2010-08-11 17:09)

リハビリの時間
リハビリの時間(2010-08-06 16:39)


Posted by くばっち at 21:04│Comments(3)リハビリ
この記事へのコメント
くばっちさんの説明はいつもわかりやすく、かつポイントを押さえているのでさすがだな、と思います。ICF、私も勉強しました。
Posted by ちーかわ at 2012年05月10日 22:01
久しぶりにオジャマします

社会参加への第一歩が

くばの葉さんの利用ですね、さらに
そこから地域へとステップアップしていく

失語症を抱えている方にとって心強いサポートになりますね

ワタシも励みになります

刺激をありがとうございました!!
Posted by ケアワーカーヒカルケアワーカーヒカル at 2012年05月27日 21:37
ちーかわさんへ
リハビリにかかわる人もこの大前提を忘れがちです。病院でのリハビリは一瞬、その後長い在宅生活をいかにより良く過ごすかですよね!
コメントありがとうございました!

ケアワーカーヒカルさんへ
お久しぶりです!
どんどん地域参加を促していきたいです!そのことについては近々ブログで発表したいと思います!!
コメントありがとうございました☆
Posted by くばっちくばっち at 2012年05月27日 23:59
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。