アラフォーとデイサービス
2015年07月21日
デイサービスってなんでしょう?一昔前までは、介護負担軽減、極端に言えば介護の必要な方を預かる場所だったと思います
医療が進んだ今の時代、命は助かっても後遺症が残って介護が必要な状態になる方が多くいらっしゃいます。若い方でも同じです。
40より若い方で介護の必要な方は、身体障害者の施設に通われます。では40歳の方はどうでしょう?介護保険の施設に通うことになります。
くばごころを利用されている方でその位の方がおり、くばごころ以外に通える施設を探していますが、なかなか見つかりません。身体的にも失語症も重度ですが、頭は割としっかりしています。若い人の多い施設を希望していますが、若い人の多いデイでは重度の方お断りだったり、就労支援でも障害の種類が異なると居づらかったりするようです。前回紹介した「joyいしがき」みたいなデイサービスがあったら良かったかもしれません。
この方にピッタリな施設はあるのでしょうかノーマライゼーションの見方でいえば、今ある既存の施設では少ないと思います。ノーマライゼーションの定義として書き方は色々ありますが、「同年代の人がふつうに行っていることを障害をもちながら行おうという考え方(失語症の理解とケア;遠藤尚志、2011、雲母書房)」というのがあります。
一般的なデイサービスのイメージは、民謡がかかっていて座ってちぎり絵をしたり、懐メロをカラオケしたり…これらはその適齢の方であれば充分楽しめ、マッチしています。。。でも若い方が通うとすれば、できればもう少しテンポの速い曲、ちぎり絵よりコンピューターゲームでしょうかわがままと言ってしまえばそれまでです。(ちなみに私は、温泉かプールのあるデイで、優しいイケメン介護士が居ればオッケーです)
また、幅広い年齢に対応する施設は難しいかもしれません。だからこそ、デイはもっと多様化しなければならない、と思います。前回の記事に書いた通り、少子化超高齢社会の進む中で社会保険料が増大し、個人個人のニーズにこたえるのは困難かもしれません。それでも多様化するニーズに合わせ、障害の種類別、年代別の多様なデイがあり、そのうえで異年齢交流や異障害交流?ができればと思います。特にコミュニケーションに障害があればなおさらバックグラウンドが同じでなければ会話が弾まないのです。
長くなりましたが、誰もが住みよい社会になることを切に願います